卵巣腫瘍と卵巣がん

良性腫瘍・悪性腫瘍(がん)・良性と悪性の中間の性質を持つ中間群(境界悪性)があります。胚細胞腫瘍には下記のような種類があります。未分化胚細胞腫は悪性腫瘍に分類されています。大きさは通常、直径10cm以下です。絨毛がんは流産や死産、正常分娩の後に残った絨毛などから発生します。卵黄嚢腫瘍は悪性腫瘍に分類されます。

手塚治虫の漫画、ブラックジャックの中で、ブラックジャックがピノコを作ったのがこの腫瘍です。しかし、卵巣がんは進行が早く自覚症状が乏しいので、注意の必要ながんなのです。成熟嚢胞性奇形腫 (せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)は胎児が発生する段階の細胞が卵巣の中で腫瘍を形成したもの。良性の腫瘍です。思春期にみられる腫瘍で、卵巣卵管切除による腫瘍摘出と化学療法の併用により、約90%の生存率です。この他にも、胚細胞腫瘍には様々な種類があります。

皮様嚢胞腫、類皮嚢腫とも言います。絨毛がんは絨毛細胞からなる悪性腫瘍です。幼年期を含む若年層に多い腫瘍です。多くの種類のある卵巣腫瘍のうち85%は良性であり、卵巣がんではありません。卵巣は主に、卵巣の表面を覆う表層上皮、ホルモンを作る細胞である性索間質、卵子のもとになる卵細胞(胚細胞)という組織から形成されています。

嚢胞内部に皮脂、毛髪、歯、軟骨などを含んでいます。絨毛とは胎盤の外にある細い糸状組織で、これを通じて赤ちゃんは母親から酸素と栄養を受け取っています。10歳代にみられる腫瘍で、切除と化学療法による治療により、80%以上の生存率です。未熟奇形腫は未熟な体細胞組織由来の奇形腫で、悪性と中間群にまたがる腫瘍です。卵巣腫瘍の1つである胚細胞腫瘍は、胚細胞である卵細胞由来の腫瘍です。